給料が増えると生活水準が上がる人はFIREできません~  支出を増やさず自分の満足する生活水準を意識しよう

こんにちは、ゆるふわ夫婦(@Yurufuwa_Fire)と申します。
私たち夫婦は、2年以内にFIRE達成をするため、日々奮闘中です。

ところで、みなさんは給料が増えると、自然と生活水準を上げていませんか?

給料が増えるにつれて、生活レベルを上げる(支出増加)とFIREから遠ざかります。

そして、多くの人がこの罠にハマってしまっています。

では、具体的にどうすればいいんだろう?

これから説明していきたいと思います。

この記事を読むべき人

✓ FIREを目指している
✓ 給料が上がったのでその分生活レベルを上げている
✓ 給料が上がったのになぜか貯金が増えない
✓ パーキンソンの法則とは何か知りたい

目次

日常生活の中でこんなことありませんか? 〜パーキンソンの法則

今回はFIREをする上で、日常の生活で意識すべき大切な話をします。

こんな例はないでしょうか?

例1
「来週の金曜日までにこの書類完成させて提出してね」
と上司から依頼された時、来週の金曜日ギリギリまで時間をかけて仕事をしていませんか。

誰かに期限を設定された場合、その期限いっぱい使おうとしがちです。

本当は最低限上司の要求を満たすのには数時間の作業で良いにも関わらず、来週金曜を基準してそれまでにできることをやろとする感じですね。

実はこれは人間の本能であり、多くの人はこの傾向になってしまいます。

つまり、

「実際の仕事量に関わらず、与えられた時間を全て満たすまで時間をフルに使おうとする」

というのがパーキンソンの法則・第1法則です。

例2
毎月の収入が30万円あり、そのうち10万円を貯金したいケース
とりあえず1ヶ月生活してみて、余った分を貯金しよう!と思っていて、いざ1ヶ月経ってみると、「あれ、全然残ってない。。。」

給料日には30万円あったので貯金できるかと思ったけれど、いざあると全部使ってしまった・・・

来月も30万円手元にあっても、何も意識しないと前月と同じ轍を踏んでいく・・・

とこんな感じになる人は多いですよね。

人間の本能として「支出額は収入額まで膨張する」と言われており、それがパーキンソンの法則・第2法則です。

お金に関しても、あればあるだけ使ってしまうというものです。

貯金を頑張ろうと思った時に、余った分を全部貯金しようと思っても、いざ蓋を開けて見ると全部使い切ってしまって貯金できなかった、っていう経験は誰しもありますよね。

パーキンソンの法則とは

第1法則】仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

 例:本来の仕事量に関係なく、指定された期日になるまで仕事をし続けてしまう

第2法則】支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

 例:給料日に手にした30万円を余った分を貯金しよう!と思った時ほとんどお金が残っていない

パーキンソンの法則の罠にハマるとどうなるか 結論:FIREできません

FIREを目指す我々が気をつけないといけないのは、

「第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」

です。

FIREを達成するためのお金の法則

 収入 ー 支出 = 貯金(投資で増やすための種銭)

こちらを思い出して下さい。

パーキンソンの第2法則に従ったままだと、貯金ができず、4%ルールや配当金の源泉となる資産がいつまで経ってもできません!

そして、資産を投資に回して株/債券からの不労所得を得ながら生活するという憧れのFIRE生活が夢の彼方へ逃げて行ってしまいます!

人はなぜパーキンソンの法則の罠にハマってしまうのか

「人間には空白があればそれを埋めたがる。それが埋まり終えるまで終わらない。」

という元々の性質があります。

これに加えて、お金はあればあるだけ使ってしまう(=給料が上がってもその分使う)というのは、

「世の中のマーケティングの影響」があります。

私たちの社会には物やサービスを買わせようとする仕掛けがいたるところにあるので、その誘惑に負けて財布の紐が緩んでしまいます(特にお金に少し余裕がある時

確かに・・・
給料日には、つい無駄なものを買ってしまう~!

また、「月給30万円以上になった人におすすめの商品」など消費者のプライドや自尊心をくすぐる接客・広告がたくさんあるので多くの人は流されていってしまいます。

【ひそひそ小話】
自分の給料が上がったことは誰にも言ってないのに何で給料が上がったことを知っているんだ?と疑問に思う人も多いですが、これは銀行の給与振込口座の入金履歴情報をキャッチしていて、投資信託・保険・クレジットカードなどをセールスしてきます。

個人の給料額やクレジットカードの利用履歴はセールスのための重要情報で、企業は喉から手が出る程欲しがるものです。個人情報は大切にしましょう!

こちらについては、過去の記事を参考にしてください。

パーキンソンの法則の罠にハマらないようにするためには

有名な投資家のウォーレン・バフェットは、

「お金を使った後で、残った分を貯金するのではない。貯金したあとで、残った分を使うのだ。」

まさにこの格言を忠実に守りましょう!

人は、余裕があればやろう!と考えると、
問題を先送りにしてしまう習性があります。

娘ちゃん

宿題は余裕があるときにやろう・・・

まずは強制的に貯金用のお金を別に分け、その後残ったお金で生活費に充てたり豊かな時間を過ごすために使いましょう!

この当たり前のようなことが意外と多くの人ができていません。

あなたも今月の給料が入ったら、まずは月々の目標貯蓄額は先に別口座に分け、残ったお金でやりくりするようにしてみて下さい。人間は、限られた予算の中でなんとかやりくりしようとするので大丈夫です。

やりくりしようとする中で、今まで気づかなかった無駄遣いや工夫点が見つかり支出削減に繋がっていくものです。

毎月これを繰り返していくうちに生活の知恵が身についてきてゲーム感覚になり、新たに支出を減らすことが楽しくなれば最高ですね!

FIREのために自律した生活をしよう

FIREを目指す上で今回説明した「給料が増えても生活水準」を上げるな!というのは、非常に重要な要素です。

名著「隣の億万長者」では、経済的に成功するには「倹約」が最重要である。と述べているように、
世界中、「倹約」=「支出の削減」は共通見解のようです。

そして、倹約には「自律」が必要です。

「自律」とは、
自分の意志をしっかりと持って、自ら定めたルールに従って行動を選択できる状態のことです。

例えば、「毎日1時間勉強する」「毎月5万円貯金する」などです。

自分で決めたルールに従って生活できるといったイメージを持つとわかり易いですね。

FIREを目指す上では色々と技術的なこと、具体的なことがありますが、何よりも根本にあるのは自分をしっかりと律して、自分で決めたことをしっかりと守り続けていくことが重要です!

FIREをするために「節約しよう」「勉強しよう」「投資しよう」と思っても、実際に行動に起こさないと何も始まらないし、それを長く続けていかないといけません。

これらを継続的に実行していくためには、「自律」が必要であり、
自律という土台の上に倹約がありますね!

FIRE達成のために、今日から小さなことで良いので、自分でルールを決めて実行するようにしてみて下さい。

毎日の積み重ねがいつかとてつもないパワーになることがわかるでしょう!

まとめ

今回は、パーキンソンの法則から、FIREにおける心構えについてお話してきました。

その中で特に重要となるのが、パーキンソンの第2法則で、

支出の額は、収入の額に達するまで膨張するという罠です。

この罠に引っ掛からないためにやるべき行動は、

・お金を使う前に貯金する
・お金を使った後で、残った分を貯金するのは×

また、FIREを目指す上で意識すべきこと(支出の削減=倹約の根本にあるもの)

→「自律」すること
自律とは、自分の意志をしっかりと持って、自ら定めたルールに従って行動を選択できる状態

FIREを目指すには、何ごと(節約、勉強、投資など)にも、自分でルールを決めて継続していくことが重要です。

そして、給料が増えたから生活水準を上げるという行為は、FIRE達成を遠ざけてしまうので注意しましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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