こんにちは、ゆるふわ夫婦(@Yurufuwa_Fire)と申します。
私たち夫婦は、2025年に資産1億円にて完全FIRE(Financial Independence Retire Early)達成をするため、日々奮闘中です。
先日公開した、FIREを目指す上では欠かせない「4%ルール」についての記事について、
大変好評を頂きましたので、今回は関連した内容を説明していきたいと思います。
・FIREを目指している
・セミリタイア後は株などの配当金で生活したい
・4%ルールや高配当株投資をする上で、具体的な銘柄を知りたい
・「4%ルール」と「高配当株投資」ではどちらが向いているか知りたい
4%ルールについて

4%ルールとは、S&P500などの長期的に右肩上がりが見込まれる優良株/債券のうち、毎年総額の4%分の金額を取り崩しで行けば、将来数十年に渡って大半の場合資産が減らない(ほとんどの場合は増える)というルールです。
例えば、FIRE達成時に
投資資産を3,000万円(S&P500連動インデックスファンドなど)作って、
【3,000万円×4% = 120万円 】を毎年取り崩して生活
→生活費年240万円(月20万円)の人だと、
・4%ルールでの取り崩し120万円
・ゆるい労働 or 好きな仕事で年120万円稼ぐ
FIRE後は忠実に4%ルールを守って生活していけば将来安泰のようですが、実は少しデメリットもあります。
今回は4%ルールと比較しやすい「高配当株からの配当金」で生活するパターンと比較する形で説明します。

詳しくはこちらの記事をみてください↓


4%ルールのデメリット


・毎年4%相当額のインデックスファンドを解約して現金化するのは、
心理的なハードルがある
まだFIREを達成するためにコツコツ資産を貯めている段階であれば実感が湧かないですが、一度FIRE後に自分が貯めた資産を取り崩すことを想像してみましょう。
これ、リアルに想像すればするほど、次のような気持ちになってくるのではないでしょうか?
FIRE後にこういった気持ちになりそうだと思ったあなた、実は多くの方がこんな気持ちになるではないかと私は考えます。
ここは自分の気持ちや性格と向き合い、FIRE後に毎年機械的に4%相当額を取り崩せる精神力がある方は4%ルールに大いに向いていると言えるでしょう!
しかし、そうでもない人もいると思います。
今回はこの4%ルールのデメリットを補完する別のFIRE後の資金戦略について紹介します。



それが、「高配当株からの配当金」です!!
高配当株投資について(具体的な銘柄も紹介)


まず、高配当株とは??
一般的に株を購入すると配当金がもらえます。
これは企業が稼いだ利益からその一部を現金として株主がもらえるものです。
株主はその企業の倒産リスクや株価下落リスクを引き受けて株を買っているので、その対価として配当金をもらえます。(配当金がない企業もあります)
→ 「高配当株投資」とは、その配当金が比較的高い株(3%以上)を買って、
毎年もらえる配当金を、FIRE後の生活費に充てようというものです。
具体的な高配当株



具体的な高配当株を紹介します
いずれも有名な高配当株orETFです。(個別銘柄の詳細は別の記事で説明します)
・米国高配当ETF:SPYD・HDV・VYMなど
・日本高配当株:財務健全な高配当株・連続増配株(KDDI・オリックス・三菱UFJフィナンシャルグループなど)
日本と比べ米国の方が優良な高配当銘柄が多いことと、
日本で暮らす私達は決済通貨として円を利用するので、
米国株($)と日本株(円)をバランス良く買っていくのが心地よいかなと思います。
高配当株のメリット
4%ルールと違って、企業が定期的(年1回〜4回が多い)に配当金という形で株主に現金を振込んでくれるので自分で資金を取り崩す必要がありません。
つまり、高配当株投資は株を買った後は何もしなくても現金が振り込まれてくるので楽です!
強制的に配当金という形で現金化してくれるので、精神的にも負担が少ないです。
高配当株投資のデメリット
しかし、高配当株投資にもデメリットがあります。
①買うタイミングが難しい
→株価は日々変動するので、配当利回り(配当金/株価)も当然日々変動します。
タイミングによっては割高の時もあるので、暴落時など割安なタイミングで買う必要があります。
また、配当利回りだけに注目すると、ものすごく利回りの高い銘柄が出ることもあるが、財務健全性に問題があったり、減配リスクが高い場合もあるので注意が必要です。
②資産の増加が遅い
→インデックス投資と比べた場合、高配当株投資は、配当金が出る度に課税される(20.315% 2021/10時点)ため、
FIRE前の資産形成期における資産増加スピードが遅くなります。
一方、インデックス投資は配当が出ず、資産形成中は課税されることなく全て資産が複利で積み上がっていきます。



このような理由で高配当株投資にもデメリットがあります



どちらにも、一長一短があるんだね・・・!
4%ルールと高配当株株投資 向いている人・向いていない人


以上をまとめると、4%ルール/高配当株投資それぞれにメリット/デメリットがあります。
自分たちがどちらのタイプか分析し、合ったものを選べばいいですね。
4%ルールに向いている人
・FIRE達成目標期限まで10年以上の期間があり、複利効果を最大限享受したい人
・FIRE後に淡々と4%ルール相当額を取り崩す精神力がある人
高配当株投資に向いている人
・数年以内にFIREして、キャッシュフローを確保したい人
・FIRE後に何も考えずに配当金を手にしたい人
(取り崩すのがもったいないと思ってしまい、機械的に取り崩しできる精神力がない人)
ゆるふわ夫婦の考え&戦略


私たち夫婦の方法としては、
インデックス&高配当株投資のハイブリッド戦略です。



ハイブリッド戦略・・・?
●インデックス投資:S&P500連動の投資信託など毎月定期的に購入
●高配当株投資:資金に余裕がある時 or(コロナショック時などの)株価暴落時にスポット購入
✓ 米国高配当ETF:SPYD・HDV・VYM
✓ 日本高配当株:財務健全な高配当株・連続増配株
(KDDI・オリックス・三菱UFJフィナンシャルグループなど50銘柄程度に分散)
→インデックス投資で「4%ルール」に向けて淡々と毎月資産を増大させ、
高配当株が割安になった暴落時に高配当株をスポット購入(今後いつくるかな〜)
しかし、問題が2つあります。
高配当株を購入するのに、
・暴落時に本当に今が暴落なのか分からない可能性がある(もっと落ちるのではないかという恐怖)
・FIREするまでに暴落がこず高配当株を買い増しできない可能性がある
こうなった場合でも、きっとFIRE達成時点では株高でインデックス投資で積み上げた資産が大きくなっているので安心(高配当株での配当金がなくても安心できる資産に膨れ上がっています)



その時は4%ルールメインで取り崩して対応しましょう!
また、FIRE達成時までに暴落など割安といわれるタイミングがくれば、高配当株をたくさん買い増して、FIRE後は高配当株での配当金メインで対応 という形を想定しています。
つまり、FIRE達成時までに暴落がきても株高が続いても、どのシナリオで対応できるよう準備します!



これから色々勉強していき、もっといい方法がないか研究していきます!
みなさんはこの問題についてどのようにお考えでしょうか?
もしあなたのご意見をお聞かせしてもらえたら嬉しいです。
まとめ
今回は、4%ルールvs 高配当株配当金 〜FIRE後の資金戦略について説明しました。
FIRE後の株による不労所得を入手するために有効な戦略には、「4%ルール」と「高配当株投資」による配当金の2つがあります。
・4%ルール・・・インデックス投資を4%相当額ずつ毎年取り崩していく戦略
・高配当株投資・・・高配当株の配当金を定期的に受け取っていく戦略
それぞれのメリット・デメリットがありますので、
自分たちがどのタイプかを見極め、一番合った方法を見つけてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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