こんにちは、ゆるふわ夫婦(@Yurufuwa_Fire)と申します。
私たち夫婦は、2025年に資産1億円にて完全FIRE(Financial Independence Retire Early)達成をするため、日々奮闘中です。
今回は読者の方から頂いた質問に回答していこうと思います。
(抜粋)
ゆるふわ夫婦さんこんにちは。
いつもブログを楽しく拝見させて頂いています。
現在30代後半、会社員、夫婦共働き、子供1人の3人家族です。
FIREを目指して日々勉強しているのですが、投資信託とETFどちらが良いか迷っています。
高配当株はやっておらず、投資信託かETFの何かで積立を続け、4%ルールで取り崩しをして生活費を賄っていこうと考えています。
投資は1年前から勉強を始めていますが、どちらが良いのか決めかねて行動を起こせずにいます。
投資信託とETFの特徴を教えて頂き、私たちはどちらを選んだ方が良いかアドバイスしてもらえませんでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
投資信託とETFの違いを理解してどちらの方が合った投資方法なのか考えてみましょう
- FIREを目指している
- 投資信託とETFの違いについて知りたい
- 性格/目的別に自分が投資信託とETFどちらに投資すべきか知りたい
投資信託とETFの違いを理解する


投資信託・・・複数の投資家から集めたお金を大きな資金としてまとめ、機関投資家など資産運用の専門家が
投資・運用し、その運用成果を投資家に還元する商品
ETF・・・上場投資信託。証券取引所に上場され、株式と同様に売買されている投資信託
つまり、ざっくりいうと投資信託とETFの違いは「上場しているか/していないか」の違いです。
上場している場合、リアルタイムで売買できますが、上場していない場合1日1回基準価額が決まるので、1日のうち売買できるタイミングは1回ということになります。
投資信託 | ETF | |
---|---|---|
分配金 | 出る/出ない 選択できる | 出る |
分配金再投資 | 自動(分配金再投資の場合) | なし |
分配金に対する課税 | 課税なし(分配金再投資の場合) | 課税あり |
購入時の通貨 | 円 | 円(日本のETFの場合) $(アメリカのETFの場合) |
取り崩しの必要性 | あり(4%ルールなど) | なし(分配金がもらえる) 元本も取り崩す場合は必要あり |
商品例 | eMAXIS Slim S&P500 楽天・全米株式インデックスファンド | VTI VOO NEXT FUNDS日経225連動型上場投信 |
手数料 | (ETFと比較的して)高い (例)楽天VTI 信託報酬0.162% | (投資信託と比較的して)安い (例)VTI 経費率0.03% |



投資信託とETFでは色々と違いがあるのね。
特に分配金の仕組みについてはしっかり理解しておきたいね!
分配金
投資信託で分配金再投資を選択すれば分配金は出ません。その分、課税されずに運用を続けることができるため資産を最大化したい場合に適しています。
一方、ETFは定期的(アメリカは四半期に1回が多い)に分配金が出るため、その都度課税されます(アメリカの場合、アメリカで10%、そこから日本の税金20.315%が引かれます)。
ETFであれば四半期に一回強制的に分配金という果実がもらえるとも言えます。
取り崩しの必要性
投資信託では将来そこからお金を使う場合、必ず取り崩しを行う必要があります。
FIREする場合は4%ルールなどで取り崩しを行っていくことになると思います。
理論上、4%ルールを使えば資産は減らないと言われていますが、暴落がきた場合や下落トレンドにある時に取り崩しを行うのは感情面で影響を及ぼす可能性があります。
一方、ETFの場合は定期的に分配金という形でキャッシュが手元に入ってくるのでストレスなくお金を手に入れて使うことがしやすいです。
ただし、ETFでも分配金に加えて元本も使う場合は投資信託と同様の取り崩しの問題が発生します。
4%ルールの説明はこちらの記事をご覧ください↓





「分配金」か「取り崩し」かどちらが自分にあっているのか分かれば答えが分かりそうだね
質問者さんの性格や目的を考える


これまで投資信託とETFの違いについて解説してきました。
では、それぞれの特徴を理解した上で質問者がどちらを選んでいけば良いのか考えていきましょう。
そのためには、質問者さんの性格や目的を深掘りしていかないといけません。
ポイントは次の点です。
・定期的に分配金が必要か
・資産を最大化したいか
・資産の取り崩しへの精神的に耐えられるか(出口戦略)
定期的に配当金が必要か
FIRE達成までにも定期的に分配金とい形でキャッシュを受け取り、日々の生活の足しにしたり、贅沢をするためのお金に使いたいという人であればETFが向いています。
安定してキャッシュを手に入れることが楽しみになる人も多いですよね。
資産を最大化したいか
理論上、高配当株投資や分配金を受け取る場合に比べて最も効率的に資産を最大化する方法が分配金再投資を行う投資信託です。
とにかく総資産額を大きくして安心感を得たい、達成感を得たいという人には投資信託がおすすめです。
資産の取り崩しへの精神的に耐えられるか(出口戦略)
理論的には資産を最大化できる投資信託が良さそうな気がしますが、人間には「感情」があります。
実は大きな資産を構築した人は、できるだけ貯めた資産を取り崩したくないという気持ちになってなかなかFIREできないものなのです。
そこで、高配当株投資やETFで分配金をもらってFIREする人が一定数いるのも事実です。
投資信託で4%ルールを用いて株価の波や自分の感情に冷静に向き合い、ルールの中で淡々と取り崩しが行える性格の人は投資信託があっていますね。



理論と感情を分けて考え、自分が一番心地よくて納得できる方を選んでいくといいんだね!



特に、取り崩しは将来資産を取り崩すことを具体的にイメージしてみると良さそうだね
さいごに


さて、これまで投資信託とETFの特徴とそれぞれどんな人に合っているものなのか説明してきました。
自分の性格や目的を深く考え、他人の意見ではなく自分が納得した上で結論を出すことがポイントです。
ここまで読んで頂いて自分なりに答えが出たという方はその答えのように投資を行なってみてください。
「まだ答えが出ない」という方も焦る必要はありません。
何事も知識を知った上でまずは行動をしてみましょう。
投資信託、ETF両方を少額でもいいので買ってみて、自分の感情がどう動くのか、どちらが心地よいか考えてみることをおすすめします。
やりながら自分にあっているかどうか体感することで分かってくることがあるがあるはずです。
いつの日かご自身にあった投資法が見つかることを期待しています。
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